うつ病になる言葉3選

 今回はうつ病に陥る言葉3選を語ります。私の経験談に基づいて発信してきます。

 1つ目が「頑張れ」など激励の言葉です。うつ病患者を励まされても治りません。さらに余計にプレッシャーがのしかかり、ますます負担になりかねます。マラソンで例えるとゴールした後に「頑張れ」「ファイト」などエールは送りません。つまりうつ病を発症するとスタートはなく既にゴールなのです。まず何を頑張ればいいのかスタート地点ですらない状態です。返って「頑張れ」は逆効果となります。

 2つ目は「大丈夫」です。以外にも使いがちな言葉ですが、うつ患者は既に大丈夫ではない状態だからです。「大丈夫?」と聞かれたら心配かけたくないと「大丈夫」と嘘ついてしまいます。人に迷惑かけたくないという気持ちは、うつ患者の性格上の特徴でもある責任感が強い、まじめな人の傾向があります。安堵させることで余計に孤立してしまうのです。

 3つ目はうつ病に対して馬鹿にするような言葉です。これは当たり前ですが、「うつ病は甘え」や「うつ病なんて」と軽々しく口にされることです。心の病気だから気の持ちようだと勘違いしている人も少なくありません。うつ病は実際にも原因とされるウイルスの遺伝子が発見されています。周囲の理解が本当に必要な病気です。

 最後に私が人生で一番辛かった言葉は「性病もってる」と質問されたことです。理由は私の外見から遊び歩いているイメージだからだそうです。何度も性病扱いされました。胸に突き刺さる言葉でしたが、見返してやるつもりで毎日奮闘中です。